理学療法士 新人セラピストの悩み

身体の専門家である理学療法士のブログ!健康に悩んでいる方、新人理学療法士、学生にも読んで頂ける内容。臨床に活かせる知識を記載します

速く歩くために必要な筋力は?  ~自立の基準を知ろう②~

こんにちは!理学療法士の嶋倉です。前回の記事に引き続き自立の基準2記事目です。

前回は自立基準という所で話をさせていただきました。しかし実際に歩行可能と

なったからといってすぐに自宅退院というわけにはいきません。

退院すれば不整地等をあるくバランス能力歩行速度も必要となってきます。

 

今回はその中でも歩行速度に関して記載しています!

 

ピークトルク等の数値を利用していますので基準値参考は前回記事をご参照ください

 

日常生活においてどの程度の歩行速度が必要か知っていますか?

→歩行速度約1.0m/sec以上と記載されることが多いです。

これは10m歩行速度における屋外歩行自立基準でもある11.6secから来ています。

 

今回はこの1.0m/secという観点に着目していきたいと思います。

歩行速度における1.0m/sec以上の例ではどの程度筋力に差を有しているのか着目します。対象は①運動器疾患のない高齢者②慢性期片麻痺者の2例となっています。

 

①運動器疾患のない65歳以上高齢者(208名)

・等尺性伸展筋力体重比:0.35kgf/kg(1.03N・m/kg)が基準値となっている

 

上記筋力を有している高齢者では1.0m/sec以上の歩行速度が可能といえます。

この研究では偽陽性度17.9%、感度72.2%、正診率76.6%、陽性的中率86.7%と非常に判別するのに優位な評価尺度となっている。

 

②慢性期脳血管障害片麻痺者(50名) ※非麻痺側下肢を計測

 

BRSⅤ,Ⅵの場合

・等速性膝伸展ピークトルク体重比(30°/sec):0.72N・m/kg(0.24kgf/kg)

BRSⅢ,Ⅳの場合

・等速性膝伸展ピークトルク体重比(30°/sec):1.00N・m/kg(0.34kgf/kg)

 

という結果となっている。

 

 

今回は筋力と歩行速度に関して記載させていただきました。あまり歩行速度のために

筋力体重比を測定するような機会は少ないかもしれませんが、もし計測するような機会があれ、このような知識を頭の片隅にでも入れておくと、根拠立てて動作につなげていくことができますね。

 

次回は歩行速度続きで行きます。日常生活において必要な実用的歩行速度の基準値を紹介します!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

 

 

 

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